ドリドリっちの鉄道ブログ

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BRTひこぼしライン、SUGOCA等での運賃決済実証実験を実施

JR九州は、6月29日に発表したプレスリリースにて、
2023年8月28日に開業する予定の日田彦山線BRT(愛称・BRTひこぼしライン)にてSUGOCA等の交通系ICカードによる運賃決済の実証実験を行うことを発表しました。

もくじ

概要

2023年8月28日(月)に添田~夜明・日田間で開業する予定のBRTひこぼしライン。
そのBRTひこぼしラインの車内にて、SUGOCAなどの交通系ICカードに対応し、BRT運賃の支払いが可能となる実証実験サービスが実施されます。
実証実験が行われる期間は、2023年8月28日から2024年3月31日までの予定となっています。

利用方法

BRT区間で運賃をSUGOCAなどのICカードで支払いたい場合は、現金で乗車する場合と同様に、整理券をとって乗車します。
一般の路線バスなどを利用する時とは異なり、乗車時にICカードをタッチする必要はありません。
降車する際は、乗車時に取った整理券を乗務員に見せてから、運賃をSUGOCAなどの交通系ICカードで支払うことを申告します。
乗務員の方が乗車区間のBRT運賃を確認し、モバイル型の決済端末にてICカードのチャージ残高から運賃を決済して降車する形となるようです。

注意点

◆BRT車内でのチャージは不可。
SUGOCAなどのICカードでの支払いは、BRT区間のみ利用する際に利用可能。鉄道区間とまたがって利用する場合は利用できないので注意を。
◆夜明~日田間で並行する久大本線では利用不可。

感想など

JRのBRTでは、大船渡線気仙沼線のBRTでICカード・odecaが導入(SuicaPASMOなども利用可能)され、2023年7月には地域連携ICカードへと切り替えられ、ますます便利になりました。
8月28日に開業するBRTひこぼしラインでも、形は異なりますが、ICカード決済に対応することがわかり、利用できる決済の選択肢が増え、便利になりそうです。
その一方で、BRT区間と鉄道区間をまたがった利用はできないため、鉄道時代にできた日田彦山線経由でのSUGOCA大回りは、今回のBRT開業によってルートが変わることが予想されます。
利用する際は注意が必要となるかもしれません。

プレスリリースへのリンク

詳細は、下記リンクよりご覧ください。
https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2023/06/29/230629_brt_mobaile_sugoca_cash.pdf

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2023年5月26日掲載
BRTひこぼしライン開業日が2023年8月28日に決定。運賃体系についての概要はこちらから

2023年7月16日掲載
7月7日からの大雨で、日田彦山線BRTの専用道区間で道路の一部が崩落するなどの被害。8月28日に迫る開業が予定通りできるか心配です。