福岡県筑後市の中心部にある、JR九州・鹿児島本線の羽犬塚駅。
(上記の画像は2021年3月撮影)
羽犬塚駅のみどりの窓口は、2022年3月のダイヤ改正に合わせて行われた大規模な窓口営業体制見直しにより、営業時間が7時30分~12時に変更され、午前中のみの営業となっています。
画像は2024年2月22日の午後に撮影。窓口にはシャッターが下ろされており、駅は無人の状態になっていました。
そんな羽犬塚駅ですが、2月22日に所用のため訪れた際、改札口付近に1枚の掲示物が。
こちらの掲示物には、
「当駅のきっぷの販売窓口の営業時間が、2024年4月1日から7時30分~19時に変更となります」
との記載が。つまり、みどりの窓口の営業時間の拡大に関するお知らせです。
先ほどの掲示物は、現行の窓口営業時間案内の右に貼られていました。
羽犬塚駅が所在する筑後市は、2022年9月23日に実施されたダイヤ改正に関して、2022年秋と2023年秋にそれぞれアンケートを実施していますが、自由記述の欄には無人となる時間帯が増えたことにより、定期券・特急券・長距離の乗車券が購入できなくなったことや、安全面・治安面での不安に関するコメントが多く寄せられていました。
また、私自身が駅を利用していて気づいた点ですと、無人時間帯に、特に出場専用機の改札機がエラーになると、エラーになっていないICカード専用の自動改札機に列車を降りる客が集中してしまう、ということもよく見かけた印象です。
参考:筑後市ホームページ 「JR九州ダイヤ改正(令和4年9月23日)に関するアンケート調査結果(令和5年度追跡調査)を公表します」
2023年秋アンケート実施分
2022年秋アンケート実施分
なお、2022年3月の駅営業体制見直し以前から、終日無人駅・あるいは無人時間帯となっている駅から窓口のある駅まで定期券を購入しに行きたい場合、運賃を払い戻す制度が設けられています。
ただ、羽犬塚駅は定期券の利用客も多い駅。博多駅など、もっと利用客が多い駅では窓口や券売機で定期券を更新しようとしても、長蛇の列に並ぶ必要があるなど時間がかかることも多くあり、地元の駅で更新したい、という方は多かったことと思います。
4月に予定されている窓口営業時間の延長で利便性向上につながることは確実といえますので、積極的に利用していきたいものです。
なお、羽犬塚駅には、2024年2月に窓口営業時間外でも通勤定期券(窓口営業時間内は通学定期券も可)が購入できる自動券売機が1台導入されています。
紫色の券売機で取り扱っていますので、なかなか定期券を更新できる機会がないな…という方はそちらもあわせてご活用を。
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鹿児島本線・羽犬塚駅のみどりの窓口、現在は営業時間が7時30分〜12時となっていますが、4月1日からは営業時間が7時30分〜19時に変更されます。
— ドリドリっち (@jw37bwanbbe) 2024年2月22日
(2月22日確認) pic.twitter.com/ysQJMe9578
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