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2022年春、JR九州が駅窓口の営業体制を見直しへ(2022/4/28内容更新・追加)

JR九州が2021年12月23日に発表したプレスリリースによりますと、
2022年3月12日に実施されるダイヤ改正に合わせて一部の駅の駅窓口の廃止や営業時間短縮、無人化を実施することがわかりました。
この記事では概要や駅窓口の営業見直しや無人化などの実施対象となる駅一覧、無人化後の対応等を記載します。

目次

概要

2022年3月12日のダイヤ改正に合わせて実施が予定されている駅窓口の廃止や営業時間短縮、無人化。
プレスリリースによると、今回の駅窓口営業体制見直しや無人化は、新型コロナウイルスによる生活様式の変化や、少子高齢化、人口減少、将来の労働力不足、激甚化する災害などの影響を受け、効率化を図る狙いとのこと。
無人駅については、今回の見直しによりその数がJR九州管内のおよそ6割弱となります。
無人化が予定されている駅は九州6県で29駅、窓口を廃止する駅は九州6県で48駅となります。
なお、これらの駅では自動券売機によりきっぷの販売を継続する見通しです。

2021年10月に撮影した、鹿児島本線荒木駅みどりの窓口
荒木駅の窓口は、現在曜日ごとに営業時間が異なっています(月・水・金・日曜日:16時~20時、火・木・土曜日:7時~9時)が、来年2022年3月12日以降はみどりの窓口の営業はなくなる予定。

一部の駅では無人化回避へ(2022/4/28 追記)

3月10日に発表したJR九州のプレスリリースによると、無人化が予定されている駅のうち7駅(築城、椎田、けやき台、大神、暘谷、天ケ瀬、長洲)で自治体への業務委託が検討されていることを明らかにしました。
また、浜崎駅日向住吉駅飫肥駅の3駅でもプレスリリース公表前から自治体への委託に向けて協議が進んでいたことを公表しています。
さらに、4月26日にテレビ大分が報じたニュースによりますと、大分県日豊本線東別府駅について、5月9日から簡易委託駅となることがわかりました。(リンク集にニュース記事を掲載)
なお、以下の表では無人化を回避予定の駅につきましては☆で示します。
また、そのほかの無人化される予定の駅でも3月31日まではJR九州グループの社員が案内業務を行うとのことです。詳細は下記のプレスリリースへのリンクからご覧ください。

無人化が予定されている駅(29駅)

※路線名は、一部愛称等で記載している場合があります
☆は、当初発表では無人化予定だったものの自治体への簡易委託に向けて協議が進んでいる駅

福岡県

路線名 駅名
日豊本線 南行
新田原
☆築城
椎田
福北ゆたか線 門松
筑前大分
小竹
久大本線 久留米高校前
南久留米

佐賀県

路線名 駅名
鹿児島本線 ☆けやき台
長崎本線 鍋島
牛津
多良
筑肥線 唐津
唐津線 西唐津

長崎県

路線名 駅名
長崎本線 西諫早
高田
道ノ尾
大村線 彼杵

大分県

路線名 駅名
日豊本線 ☆大神
☆暘谷
☆東別府(5月9日~簡易委託化予定)
久大本線 ☆天ケ瀬

熊本県

路線名 駅名
鹿児島本線 ☆長洲
崇城大学
豊肥本線 東海学園
竜田口

鹿児島県

路線名 駅名
鹿児島本線 串木野
肥薩線 吉松

きっぷの窓口販売を廃止する駅(48+1駅)

福岡県

路線名 駅名
鹿児島本線 小森江
九州工大前
枝光
陣原
水巻
教育大前
東福間
ししぶ
笹原
春日
水城
都府楼南
天拝山
荒木
渡瀬*1
日豊本線 安部山公園
朽網
小波瀬西工大前
宇島
福北ゆたか線 柚須
原町
飯塚
久大本線 久留米大学
筑肥線 下山門
日田彦山線 志井公園

佐賀県

路線名 駅名
鹿児島本線 弥生が丘
長崎本線 中原
吉野ケ里公園
筑肥線 浜崎
唐津線 小城

長崎県

路線名 駅名
長崎本線 喜々津
長与
大村線 川棚
竹松

大分県

路線名 駅名
日豊本線 別府大学
西大分
久大本線 南大分

熊本県

路線名 駅名
鹿児島本線 川尻
松橋
小川
有佐
豊肥本線 平成
南熊本
武蔵塚
三里木

鹿児島県

路線名 駅名
鹿児島本線 上伊集院
日豊本線 帖佐
姶良

窓口の営業時間短縮

2022年3月12日以降も営業を続ける駅窓口の営業時間についても見直されます。
県庁所在地駅等エリアの中核を担う駅などのきっぷの販売窓口の営業時間は7時~21時。
福北都市圏の駅や新幹線、特急列車が停車する一部駅などについては7時30分~19時に変更
されます。
また、それ以外の駅のきっぷの販売窓口の営業時間は利用状況等から判断され7時30分~15時、7時30分~12時などとなります。
なお、各駅の営業時間については近日駅などで告知される予定。窓口の営業時間外も駅設置の券売機できっぷの購入が可能です。

今後のきっぷ販売体制など

今後の販売体制としては、ICカード乗車券やJR九州インターネット列車予約の促進、指定席券売機の充実、EXサービスの2022年春九州新幹線導入や、PayPayで自由席特急券を購入できる実証実験、スマホ定期券の導入などが挙げられています。

ルールの見直し

特定の都区市内の駅から有効となる割引きっぷの購入について

福岡市内または北九州市内の駅係員が終日不在となる駅や一部時間帯に駅係員が不在の駅、インターネットで予約したきっぷが受け取れない駅から乗車する際に、これらの市内発のきっぷを購入することができないため、利用する当日に最寄りの販売窓口がある駅まで列車を利用した場合は、その運賃(SUGOCAなどのICカード乗車券も対象)はきっぷを購入する際に払いもどしを行うルールに変更する予定。
変更は2022年1月を予定。JR九州の改札口が対象。
乗車券を自動改札機や指定席券売機には投入せず、改札口の係員に申告を。

駅係員が終日不在となる駅などから有効となる定期券の購入について

2018年3月から、駅係員が終日不在となる駅や一部時間帯に駅係員が不在の駅を発駅とする定期券を購入する際に、最寄りの販売窓口がある駅まで列車を利用した場合、その乗車券の運賃は定期券購入時に払いもどしを行うルールに変更済み。
なお、ICカード利用時については、2022年1月より対象となる予定。



今後も順次こちらの記事に内容を追加していく予定です。

プレスリリースへのリンク

詳細は、JR九州プレスリリースをご覧ください。
http://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2021/12/23/211223_ekitaisei_minaoshi.pdf

2022年3月10日プレスリリース JR九州自治体等との駅業務委託契約に向けた協議状況について」
https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2022/03/10/220310_ekitaisei_kyougi.pdf

出典・参考記事

西日本新聞JR九州、6県29駅を無人化 切符販売窓口48駅で廃止」(2021/12/23配信)

西日本新聞JR九州無人駅業務を自治体委託へ 福岡や大分など7駅」(2022/3/11配信、リンク先有料会員記事)

FNNプライムオンライン テレビ大分配信「無人化解消へ JR東別府駅 改札業務を元職員などに委託へ 大分」(2022/4/26配信)

(記事作成 2021年12月25日 最終更新 2022年4月28日 内容追加・一部表記を変更)

*1:簡易委託駅、2022/3/11JR九州駅情報HPにて確認