ドリドリっちの鉄道ブログ

おもに駅訪問や券売機など、鉄道関連の話題を記述していくブログ。

2023年春、JR九州が新たに5駅を無人化へ

JR九州が1月19日に発表したプレスリリースによりますと、
2023年3月18日に実施されるダイヤ改正に合わせて、新たに福岡県、長崎県熊本県にあるあわせて5つの駅で無人化を実施することがわかりました。
この記事では概要や無人化などの実施対象となる駅一覧などについて記載します。

目次

概要

2023年3月18日のダイヤ改正に合わせて実施が予定されている駅の終日無人駅化。
プレスリリースによりますと、今回行われる無人化は、少子高齢化、人口減少、将来の労働力不足、激甚化する災害など、会社が取り巻く環境の厳しさの影響を受け、効率化を図る狙いであることが発表されています。
3月に予定通り5つの駅の無人化が実施された場合、JR九州管内の571駅中333駅が終日無人となります。(毎日新聞)
今回無人化される5つの駅は、昨年・2022年春のダイヤ改正できっぷの有人販売窓口を廃止しています。
なお、すでに設置されている自動券売機により、無人化後もきっぷの販売を継続する見通しです。

2022年3月のダイヤ改正で終日無人駅となった駅のひとつ、長崎本線(長与経由)・高田駅
無人化後は窓口があった場所にタブレットを活用したインターホンが設置されており、有人駅への問い合わせが可能となっていました。

無人化が予定されている駅(5駅)

※路線名は、一部愛称等で記載している場合があります

福岡県

路線名 駅名
鹿児島本線 小森江
都府楼南
日田彦山線 志井公園

長崎県

路線名 駅名
大村線 川棚

熊本県

路線名 駅名
鹿児島本線 有佐

無人駅などから乗車した場合に知っておきたいルール

特定の都区市内の駅から有効となる割引きっぷの購入について

福岡市内または北九州市内の駅係員が終日不在となる駅や一部時間帯に駅係員が不在の駅、インターネットで予約したきっぷが受け取れない駅から乗車する際、これらの市内発のきっぷを購入することができないため、利用する当日に最寄りの販売窓口がある駅まで列車を利用した場合は、その運賃(SUGOCAなどのICカード乗車券も対象)はきっぷを購入する際に払いもどしを行うルールとなっている。
JR九州の改札口が対象。
乗車券を自動改札機や指定席券売機には投入せず、改札口の係員に申告を。

駅係員が終日不在となる駅などから有効となる定期券の購入について

2018年3月から、駅係員が終日不在となる駅や一部時間帯に駅係員が不在の駅を発駅とする定期券を購入する際に、最寄りの販売窓口がある駅まで列車を利用した場合、その乗車券の運賃は定期券購入時に払いもどしを行うルールとなっている。
ICカード利用時も対象。
乗車券を改札機に投入したり、ICカードをタッチしたりせずに、改札口の係員に申告を。

JR九州あんしんサポート

事前に連絡することで、乗車駅や降車駅で係員の介助を受け列車を利用することが可能。
当日も基本的に対応可能だが、その場合でも問い合わせ先に事前連絡が必要。
なお、JR九州あんしんサポートネットを利用すると、パソコンやスマートフォン経由で事前の申し込みが可能。
JR九州あんしんサポートネットについては、2022年5月掲載のブログ記事を参照。


新たな情報があれば順次こちらの記事に内容を追加していく予定です。

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プレスリリースへのリンク

詳細は、JR九州プレスリリースをご覧ください。
https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2023/01/19/230119_ekitaisei.pdf

出典・参考記事

毎日新聞JR九州が5駅を無人化 利用低迷する駅の経費削減図る」(2023/1/19 配信)

西日本新聞JR九州、新たに5駅を無人化 小森江、志井公園都府楼南など 3月18日から」(2023/1/19 配信)

(記事作成 2023年1月20日)