ドリドリっちの鉄道ブログ

おもに駅訪問や券売機など、鉄道関連の話題を記述していくブログ。

JR九州2023年春ダイヤ改正概要

2024年春・2024年3月16日に予定されているJR九州管内ダイヤ改正につきましては、下記リンクよりご覧ください

2023年7月1日に行われる予定のJR九州ダイヤ一部変更、6月1日以降の平日に予定されている鹿児島本線での臨時列車運転に関する記事は、下記よりご覧ください。


JR九州管内では、2023年3月18日(土)にダイヤ改正が行われます。
2023年春のダイヤ改正では、九州新幹線において、一部時間帯でパターンダイヤ化を実施して利便性向上を図ることや、「つばめ」の運転間隔や一部の時刻変更を行うことにより、博多駅で「のぞみ」⇔「つばめ(一部時間帯はさくら)」の乗り換えが便利になること、「みずほ600号」の運行時刻を繰り上げる(鹿児島中央駅発車時刻 現行ダイヤ 7:00→改正後 6:35)ことにより、博多・本州方面への到着が現行ダイヤと比べて約30分早くなることなどが発表。
また、つばめ343号の運行が取りやめとなるため、博多駅→熊本方面への最終列車の時刻繰り上げが実施されます。
在来線特急では、各駅停車タイプの「ソニック」がすべて赤間駅に停車するようになり、利便性の向上が図られます。
在来線の快速列車・普通列車では福岡・熊本地区において改正が実施され、福岡地区では朝・夕ラッシュ時の運行順序や運行区間が変更、熊本地区では豊肥本線で昼間に運行される一部普通列車の運行時刻が変更されるほか、九州新幹線の終電が繰り上げとなる関係で、熊本駅を発車する鹿児島本線・八代方面および、豊肥本線・水前寺方面の普通列車の最終列車の時刻が繰り上げとなることが発表されています。

今回のダイヤ改正の概要

九州新幹線


博多駅を中心に一部時間帯の運行時刻をパターンダイヤ化。博多駅→熊本方面の発車時刻をおおむね「01分」、「06分」、「36分」とすることで、利便性の向上が図られる
 ※このパターンに当てはまらない時間帯および列車もあるため、事前に運行時刻の確認を
「つばめ」の運行時刻を変更し、博多駅での「のぞみ」⇔「つばめ(一部時間帯はさくら)」の乗り換えが便利に
「つばめ」の運行間隔を一部変更し、おおむね1時間間隔での運転に変更
「みずほ600号」の鹿児島中央駅の発車時刻を、現行ダイヤの7時00分から6時35分に変更し、25分繰り上げ。博多・本州方面への到着時刻は約30分繰り上げ
 みずほ600号の発車時刻が変更となる関係で、鹿児島中央発の列車の運行時刻を変更
「さくら542号」は、ダイヤ改正後、出水、新水俣新八代の3駅を通過とする。
 代替としてつばめ308号の始発駅を熊本→鹿児島中央に変更。利便性の確保が図られる
博多~熊本間を運行する最終列車の運行時刻を繰り上げ。つばめ343号はダイヤ改正以降運行取りやめとなり、さくら573号が博多~熊本間の最終列車に(※さくら573号は博多~熊本間各駅停車)
なお、つばめ343号が運転取りやめとなる関係で、ダイヤ改正以降は東京18:09発(改正後18:12発)、のぞみ57号に乗車した場合、終点の博多駅九州新幹線・熊本方面へ乗り換えられる列車はなくなるため、注意が必要。
ダイヤ改正以降は、東京17:30発・博多22:30着、のぞみ55号→博多22:36発、つばめ345号が東海道新幹線方面→九州新幹線新鳥栖~熊本間の各駅に到達できる最終列車に
「みずほ」のうち、上り:602号、604号、606号、612号 下り:603号、609号、611号、613号の計8本を、ダイヤ改正後は毎日運転の臨時列車に変更(情勢により一部運休となる可能性あり)
現行ダイヤの「さくら」で、毎日運転の臨時列車となっていた上り:548号、552号、564号、570号 下り:545号、549号、559号、569号の計8本を定期列車化

ダイヤ改正以降、平日ダイヤの1日あたりの運行本数は105本となり、現行ダイヤより1本減少。

◎西九州新幹線

大幅な改正は予定されておらず、一部列車の運行時刻を変更。

運行本数は1日あたり47本、ダイヤ改正後も変更なし

◎特急・D&S列車

ソニック

各駅停車タイプの「ソニック」が、すべて赤間駅に停車するようになり、利便性の向上が図られる
あわせて、夕方のラッシュ時間帯にも赤間駅に停車する「ソニック」の本数を増加

在来線特急列車の1日あたりの運行本数は245本で、ダイヤ改正後も変更なし

◎快速・普通列車

★福岡・佐賀地区

鹿児島本線

福岡地区の朝・夕方のラッシュ時間帯に運行されている普通列車の運行順序、運行区間を一部変更

★熊本地区

豊肥本線

昼間時間帯に運行されている肥後大津~宮地間の普通列車の運行時刻を一部変更
九州新幹線の最終列車時刻繰り上げに伴い、熊本発の在来線普通列車・水前寺、肥後大津方面の最終列車時刻を繰り上げ

鹿児島本線

九州新幹線の最終列車時刻繰り上げに伴い、熊本発の在来線普通列車宇土、八代方面の最終列車時刻を繰り上げ

在来線快速・普通列車の1日あたりの運行本数は2654本で、ダイヤ改正後も変更なし


このほかの線区でも運転時刻や行き先などが変更される予定。
ダイヤ改正後の詳細な時刻は、新幹線・在来線特急列車については2023年2月号の各種時刻表、在来線の快速・普通列車を含む全列車の時刻は2023年3月号の各種時刻表および九州時刻表2023年春号に掲載される予定。

2022年9月23日のダイヤ改正では福岡地区において朝や夕方のラッシュ時の運行本数・両数が見直される踏み込んだダイヤ改正となりましたが、2023年3月に行われる予定のダイヤ改正では運行本数の変更はないものの、混雑が目立つ時間帯の列車の両数変更・車種変更等が行われているかについて、改正前後を中心に注目していきたいところです。

ツイート

リンク・出典記事

(すべてPDFファイルです)
JR九州・プレスリリース 全九州版 福岡・佐賀地区はこちらから(2022年12月16日掲載 2023年春ダイヤ改正)
九州新幹線・西九州新幹線、在来線特急列車の改正後暫定ダイヤもこちらからご覧いただけます
https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2022/12/16/221216_train_diagram.pdf
JR九州熊本支社 プレスリリース(2022年12月16日掲載 2023年春ダイヤ改正)
https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2022/12/15/NewsRelease221215.pdf
JRグループ 2023年春ダイヤ改正について(JR西日本ホームページ、2022年12月16日掲載)
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/221216_00_press_daiyagroup.pdf

(2022年12月16日記事作成 最終更新 2023年12月16日 一部表記を変更)