2023年3月28日公開のブログ記事で、4月1日からのICOCA導入に向けた準備として、下関駅に設置されている自動改札機の一部がJR西日本仕様のものに交換されたことをご紹介しました。
自動改札機以外にも、ICOCA導入に向けた準備が下関駅にて行われていましたので、今回の記事でご紹介したいと思います。
もくじ
自動券売機
下関駅の自動券売機コーナーには、近距離券売機・指定席券売機(みどりの券売機・みどりの券売機プラス)あわせて6台が設置されています。
このうち4台設置されている近距離券売機(JR西日本テクシア製HT50)では、2023年2月21日訪問時点で券売機右下ICカードリーダーの設置準備が完了しており、利用開始に向けた準備は既に完了していました。
ピンク色の券売機では、4月1日以降、ICカードへのチャージに加えてICOCAやICOCA定期券の発売に対応しそうです。
ICカードチャージ機の撤去と自動精算機の新設
下関駅は2011年3月5日にSUGOCAが導入され、SUGOCAエリアである九州方面から下関へ、あるいはその逆へのICカードを使った乗車ができるようになりました。
SUGOCA導入と同時に、JR九州仕様のチャージ機(日本信号製CH-7i)が1台改札内に設置されました。
画像は2023年2月21日に撮影したものですが、チャージ機の隣になにやら気になるものが。
カバーがかけられていますが、自動精算機が設置され、稼働に向けた準備ができていました。
私はこの自動精算機がICOCA導入日の4月1日から稼働するだろう、と思っていたのですが…。
改めて下関駅に訪問した3月16日には、自動精算機の稼働が始まっていました。
SNS上の情報によりますと、前日の3月15日から稼働を開始したとのことです。
3月15日時点では隣に設置されていたJR九州仕様のチャージ機は稼働していたようですが、私が訪問した翌3月16日には撤去されていました。
いよいよあす4月1日からサービス開始!
記事を執筆している2023年3月31日時点で、ICOCAが山陽本線の(徳山・)新南陽~下関間、山口線の山口、湯田温泉の計22駅に導入されるまであと1日となりました。
これまでICカードの導入エリアが少なく普及してこなかった山口県でも、路線バスや鉄道で徐々に利用範囲が拡大されており、今後も利便性向上に向けた動きは続いていきそうです。
その一方で、下関駅をまたぐICカード利用(例:小倉⇔新下関)や、ICOCAエリア内では、原則200km以上離れている駅との間のICカード利用は引き続きできませんので、利用される際は駅などに掲示されている注意点を把握したうえでご利用ください。
ホームページへのリンク
ICOCAエリア拡大について、詳細はJR西日本のホームページをご覧ください。
JR西日本 2022年12月21日発表 「在来線(山口エリア)および山陽新幹線でのICカードサービス拡大 ~2023年4月1日(土)スタート!~ 」
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/221221_00_press_icocakakudai.pdf
JRおでかけネット ICOCA
ICOCA導入 詳細パンフレット
https://www.jr-odekake.net/icoca/assets/pdf/icoca_20230327.pdf
レスポンス 「JR西日本のICOCAエリア拡大…山陽本線全線に対応、山口線の一部も 2023年4月1日」2022年12月22日公開
(2023年3月31日 記事作成 最終更新日 2023年4月19日 一部文章表記を変更)