駅訪問シリーズ。今回は、2016年9月11日に訪問した、荒尾駅です。
荒尾駅は、熊本県荒尾市にある駅です。
博多方面からの列車の多くが、この駅で折り返します。
ちなみに、岐阜県大垣市の東海道本線・美濃赤坂支線の荒尾駅と区別するため、きっぷの駅名印字(入場券も含む)は、「(鹿)荒尾」となります。なお、ICカードの履歴印字は「荒尾」となっています。(SUGOCAエリア・はやかけんエリアでの印字の場合)
駅舎です。
駅前はきれいに整備されています。大牟田方面や、荒尾市内各所へ向かうバスが発着します。
券売機です。券売機は高見沢製のMCVが1台。ICカードのチャージなどにも対応しています。
運賃表です。大牟田駅からの運賃は210円、久留米駅からの運賃は740円、鳥栖駅、久留米駅からの運賃は840円、佐賀駅からの運賃は1290円、博多駅からの運賃は1470円です。
みどりの窓口が営業しています。早朝・夜間は営業していません。
改札口。改札機は2台設置されています。SUGOCA導入直前の2009年に導入されました。
大牟田・久留米・博多方面。ホームは2面4線。駅舎とホームは跨線橋で連絡しています。
2番のりばには、博多方面からの折り返し列車が停車していました。
長洲・玉名・熊本方面。こちらは3・4番のりばから発車します。
実は、荒尾駅の跨線橋には名前がついています。「ロング・ロング・ブリッジ」とのことですが…。
名前通り、確かに長い…!しかも、堂々としています。
次回は、大野城駅を紹介予定です。
福岡市地下鉄に新型券売機導入&ソフト改修!
2017年3月、私のTwitterのフォロワーさんが、福岡市地下鉄博多駅の券売機が
一部更新されている、という画像付きのツイートを投稿されていました。
そこで、私は、3月28日(火)に地下鉄博多駅に設置されている券売機を確認しに向かいました。
これが、福岡市地下鉄に導入された新型券売機、日本信号製MX-8です。
(画像は2021年12月22日、地下鉄博多駅にて撮影)
旧型のMX-7よりもタッチパネルの感度が良くなり、ディスプレイも明るくなっています。
地下鉄博多駅では、MX-7のカード・高額紙幣非対応型が、すべてMX-8に置き換えていました。MX-8券売機導入に合わせてか、券売機のソフト更新が旧型のMX-7でも行われており、ソフト更新前はICカード関連(新規購入、チャージ)のみ領収書が発行できましたが、きっぷ購入時においても発行できるようになりました。さらに、現金チャージ時の領収書発行選択は、ソフト更新前は領収書の有無を選択しないと、カードが返却されませんでしたが、ソフト更新後はチャージ処理後にすぐカードを返却し、領収書ボタンで領収書を発行できるよう変更されました。また、一部のボタンの色が変更され、現金チャージがトップ画面に配置されるなど、利便性が増しています。券売機のアナウンスもソフト更新で録り直されているようです。案内チャイムはソフト更新前と同じく、改札機のエラー音になっています。
福岡市交通局・MX-8券売機動画(地下鉄博多駅にて撮影)
きっぷ購入
現金チャージ
履歴印字
福岡市交通局・MX-7券売機動画(ソフト更新後、地下鉄博多駅にて撮影)
きっぷ購入
現金チャージ
履歴印字
関連ツイート(きっぷ、領収書、履歴印字の画像、ソフト更新前の動画へのリンクも掲載しています)
券売機写真
— ドリドリっち (@jw37bwanbbe) 2017年3月28日
福岡市地下鉄空港線・博多駅
中央口・2017年3月28日撮影
券売機は6台。日本信号製MX-8が4台とMX-7が2台です。#福岡市地下鉄券売機調査 pic.twitter.com/yDP2GPLwqh
福岡市地下鉄の券売機、旧型の日本信号製MX-7でもソフト更新が行われ、MX-8と同様、ボタンがカラフルに。#福岡市地下鉄券売機調査 pic.twitter.com/v4g2ba1yTz
— ドリドリっち (@jw37bwanbbe) 2017年3月28日
福岡市地下鉄博多駅の券売機(日本信号製MX-8)できっぷ購入。
— ドリドリっち (@jw37bwanbbe) 2017年3月28日
(収集、撮影用のため小児券を購入しています)#福岡市地下鉄券売機調査 pic.twitter.com/VFs7XswEFe
福岡市地下鉄博多駅の券売機(日本信号製MX-8)で履歴印字。#福岡市地下鉄券売機調査 pic.twitter.com/gl1mPhgf7p
— ドリドリっち (@jw37bwanbbe) 2017年3月28日
福岡市地下鉄博多駅の券売機(日本信号製MX-8)で現金チャージ。#福岡市地下鉄券売機調査 pic.twitter.com/1vPLBPgrSE
— ドリドリっち (@jw37bwanbbe) 2017年3月28日
日本信号製MX-8券売機の動画を撮影しましたが、画面が非常に明るいため、一部画面のちらつきが発生している部分があります。閲覧の際はご注意ください。
— ドリドリっち (@jw37bwanbbe) 2017年3月28日
福岡市地下鉄博多駅の券売機(日本信号製MX-7)できっぷ購入。
— ドリドリっち (@jw37bwanbbe) 2017年3月28日
ソフト更新で、きっぷ購入時の領収書発行に対応しました。
(収集・撮影用のため小児券を購入しています)#福岡市地下鉄券売機調査 pic.twitter.com/PMlpvve3Kc
福岡市地下鉄博多駅の券売機(日本信号製MX-7)で履歴印字。#福岡市地下鉄券売機調査 pic.twitter.com/RlhLg3A2pX
— ドリドリっち (@jw37bwanbbe) 2017年3月28日
https://twitter.com/jw37bwanbbe/status/846569614762926080
福岡市地下鉄の券売機、ソフト更新前と後を比較。ボタンがカラフルになり、かなりわかりやすくなった。さらに、トップ画面から現金チャージができるようになり、かなり便利に。#福岡市地下鉄券売機調査 pic.twitter.com/RDGTqBLFHS
— ドリドリっち (@jw37bwanbbe) 2017年3月28日
券売機写真
— ドリドリっち (@jw37bwanbbe) 2017年3月28日
福岡市地下鉄空港線・博多駅
筑紫口・2017年3月28日撮影
券売機は6台。日本信号製MX-8が3台と、MX-7が3台です。かつて右側のMX-7の券売機番号はC07、C08でしたが、台数減少に伴い改番されそれぞれC05、C06となりました。#福岡市地下鉄券売機調査 pic.twitter.com/DvNa4DnPOj
券売機写真
— ドリドリっち (@jw37bwanbbe) 2017年3月28日
福岡市地下鉄空港線・博多駅
博多口その1・2017年3月28日撮影
券売機は5台。日本信号製MX-8が3台と、MX-7が2台です。#福岡市地下鉄券売機調査 pic.twitter.com/bE7vejqueI
券売機写真
— ドリドリっち (@jw37bwanbbe) 2017年3月28日
福岡市地下鉄空港線・博多駅
博多口その2・2017年3月28日撮影
券売機は日本信号製MX-7が2台です。かつては3台設置されていました。券売機番号は右からA06、A07。#福岡市地下鉄券売機調査 pic.twitter.com/ink9yRws9M
地下鉄博多駅・博多口その2の券売機コーナー、どうやら移設されるようです。工事が行われていました。#福岡市地下鉄券売機調査 pic.twitter.com/4ayzwmcsHj
— ドリドリっち (@jw37bwanbbe) 2017年3月28日
https://twitter.com/jw37bwanbbe/status/846621297719181312
福岡市地下鉄の券売機で発行したきっぷ。左が新型の日本信号製MX-8(B06号機)で、右が旧型の日本信号製MX-7(B01号機)で発行。2つのきっぷを比べてみると、フォント等は同じで違いは見当たりません。
— ドリドリっち (@jw37bwanbbe) 2017年3月28日
(*確認・収集用のため小児券を購入しています)#福岡市地下鉄券売機調査 pic.twitter.com/VPWNnMiyaj
続いて領収書を比較。MX-8券売機導入によるソフト更新で、「印紙税法第5条第2号により非課税」の表記が追加された。左が新型のMX-8(B06号機)、右が旧型のMX-7(B01号機)だが、こちらもはっきりとわかるような違いは見当たらない。#福岡市地下鉄券売機調査 pic.twitter.com/jMem6Olwtd
— ドリドリっち (@jw37bwanbbe) 2017年3月28日
博多駅以外の券売機の設置状況は、確認次第Twitterやブログに掲載する予定です。
(2017年4月18日 記事作成 最終更新 2021年12月26日 画像を2021年12月撮影のものに差し替え。一部表記を変更)
銀水駅に訪問
駅訪問シリーズ。今回は、2016年9月11日に訪問した、銀水駅です。
銀水駅は、福岡県大牟田市にある駅です。
駅の近隣には学校があり、通学時間帯には学生の利用も多い駅です。
ちなみに、西鉄銀水駅は、ここから南西に400mの位置にあります。
駅舎です。1926年の開業当時から現存する木造駅舎です。
券売機です。高見沢製のULCVが1台設置されています。
紙幣は1000円札のみ利用可能です。
運賃表です。博多駅、佐賀駅からの運賃は1290円、熊本駅からの運賃は1110円、久留米駅からの運賃は650円、大牟田駅からの運賃は210円です。
券売機の横には、チャージ機が設置されています。
駅舎内には公衆電話が設置されていますが、なんとテレホンカード専用でした。いまどき珍しいような…。
窓口と改札口。改札口には、ICカードの読み取り機が1台設置されています。
窓口業務は、大牟田観光協会に委託されています。
出場側。きっぷ回収箱が設置されています。
大牟田・玉名・熊本方面。ホームは2面3線。2番のりばは熊本方面からの折り返し列車が使用します。
久留米・鳥栖・博多方面。ホームは跨線橋で連絡しています。
次回は、荒尾駅を紹介予定です。
南荒尾駅に訪問
駅訪問シリーズ。今回は2016年9月11日に訪問した、南荒尾駅です。
南荒尾駅は、熊本県荒尾市にある駅です。
無人駅となっています。
駅のすぐ西には、有明海が広がっています。
プレハブ風の簡易駅舎です。近隣では南瀬高駅も同様の駅舎となっています。
南荒尾駅の時刻表。日中は1時間に2本程度の本数となっています。
券売機です。シンフォニアテクノロジー製の新型食券型券売機が1台設置されています。
運賃表です。博多駅、佐賀駅、八代駅からの運賃は1470円、鳥栖駅からの運賃は940円、久留米駅、熊本駅からの運賃は840円、大牟田駅からの運賃は230円です。
改札口、ICカードの読み取り機が設置されています。
出場側。
玉名・熊本方面。ホームは相対式2面2線です。
大牟田・久留米・博多方面。ホームは跨線橋で連絡しています。
跨線橋の窓からは、有明海を眺めることができます。
次回は、銀水駅を紹介予定です。
九州からありがとうパス&福岡・佐賀ぶらり1日きっぷ発売
◎九州からありがとうパス
JR九州は、昨年2016年4月に発生した熊本地震で、各地から被災地に対し、支援や励ましをいただいた感謝の
気持ちを込めて、「九州からありがとうパス」を期間限定で発売することを3月23日のニュースリリースにて発表しました。
「九州からありがとうパス」は、乗車日の前日までに購入すると、九州新幹線を含むJR九州の特急・快速・普通列車の普通車自由席に1日間乗り降り自由となる割引きっぷです。
利用可能日は4月15日(土)、16日(日)、22日(土)、23日(日)の4日間で、
発売日は4月1日(土)~22日(土)までとなっています。価格は大人13000円、こども6500円となっています。このきっぷは、乗車日当日の購入はできません。
詳しくは、下のリンクからご覧ください。(PDFファイル)
http://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2017/03/23/kyushukaraarigatoupasuhatsubai.pdf
◎福岡・佐賀ぶらり1日きっぷ
JR九州は、会社発足30周年を記念し、日ごろの感謝の気持ちを込めて、4月10日(月)~8月31日(木)まで、
佐賀・唐津・久留米・筑豊エリアの車窓や沿線の魅力いっぱいのローカル線を
普通列車で巡る「ぶらりスタンプラリー」を開催することを3月27日のニュースリリースにて発表しました。
このスタンプラリー巡りに便利なきっぷが、4月1日(土)~8月31日(木)まで発売されます。
価格は大人3000円、こども1500円となっています。
こちらは、乗車日当日の購入も可能です。
このきっぷは、
鹿児島本線・門司港~大牟田間
日豊本線・西小倉~行橋間
日田彦山線・城野~夜明間
後藤寺線・新飯塚~田川後藤寺間
筑豊本線・原田~若松間
篠栗線・吉塚~桂川間
久大本線・久留米~日田間
長崎本線・鳥栖~肥前山口間
筑肥線・姪浜~唐津間、山本~伊万里間
唐津線・久保田~西唐津間
香椎線・宇美~西戸崎間
山陽本線・門司~下関間
の快速・普通列車の普通車自由席に1日間乗り降り自由なきっぷで、
九州新幹線、特急列車はこのきっぷでは利用できません。
「ぶらりスタンプラリー」の詳細や、「福岡・佐賀ぶらり1日きっぷ」については
下のリンク先からご覧ください。
なお、「ぶらりスタンプラリー」については、後日こちらのブログでも紹介する予定です。
http://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2017/03/27/local-line_stamp_1.pdf
(2017年3月31日記事作成、2017年4月3日、加筆修正)
履歴印字を検証してみた
この記事では、JR九州、西鉄、福岡市交通局、さらに北九州モノレールの4社の履歴印字について、検証していきます。
◎印字される項目について
ICカードの履歴表示・印字での種別や駅名について説明します。括弧内は、このように印字される事業者名を表記しています。
「入場」・・・SF残額で改札を入場
「入継」・・・(JR九州・西鉄・北九州モノレール)運賃が前回出場したものから引き継がれる場合。(例:JR博多駅から地下鉄博多駅への乗り継ぎ、地下鉄空港線天神駅から地下鉄七隈線天神南駅への乗り継ぎとその逆。ただし、地下鉄博多駅→JR博多駅への乗り継ぎの場合は、筑肥線区間、地下鉄線内からの乗車いずれも「入場」となる。)
(※注:福岡市交通局の場合、入継はすべて入場と印字されます)
「出場」・・・SF残額で改札を出場
「定期」・・・定期券区間でののりこし精算を伴う入出場(定期区間内の乗車である場合は、履歴は記録されません)
「現金」・・・(JR九州・北九州モノレール)現金チャージ
「特典」・・・(JR九州・北九州モノレール)ポイントチャージ
「入金」・・・(西鉄・福岡市交通局)チャージした場合の表記。駅名の横にチャージ方法が印字される。現金の場合は「現金」、ポイントチャージは「ポイント(半角)」。
「精算」・・・SF残額できっぷを精算
「券購」・・・券売機でSF残額を使用してきっぷを購入
「物販」・・・電子マネーとしてお買い物に使用
「オート(半角)」・・・オートチャージ
「バス等」・・・バス、路面電車での運賃支払い時、事業者名のみの表記
「窓出」・・・窓口で入場記録の取り消しなど、出場処理を行った時
「新規」・・・ICカードの新規購入
★印字される駅名について
☆JR九州
JR九州、北九州モノレール、福岡市交通局の駅の駅名印字ができる。西鉄は「西鉄」と印字され事業者名での印字となる。
☆西鉄
西鉄、福岡市交通局の駅の駅名印字ができる。JR九州は「JR九州」、北九州モノレールは「他社線」(※2015年12月現在)と印字され、事業者名での印字となる。また、JR九州や福岡市交通局と異なる点では、「地)〇〇」の印字が「地下〇〇」になる点や、馬出九大病院前駅の印字が「九大病院」となっている(JR九州、福岡市交通局では「馬出九大」)ことが挙げられる。
☆福岡市交通局
福岡市交通局、JR九州、西鉄、北九州モノレールの駅の駅名印字ができる。西鉄の駅名で「西鉄〇〇」の駅は西鉄と違って「西鉄〇〇」と印字される。
(西鉄は駅名のみの印字、例えば、西鉄久留米の場合、福岡市交通局は「西鉄久留」〈※注:履歴印字は最大4文字まで〉と印字されるが、西鉄の場合は、「久留米」と印字される。写真1を参照。)
また、nimocaエリアのバス、路面電車の乗車履歴はすべて「バス等」となり、会社名が印字されない(詳細後述、写真2)。2016年2月時点で、「西鉄等」から「バス等」に変更されたことを確認。PASMOエリアなど、他のエリアの印字については不明。
写真1
写真2
☆北九州モノレール
履歴印字は120mmサイズ。
北九州モノレール、JR九州の駅の駅名印字ができる。
西鉄と、福岡市地下鉄の駅名は事業者名での印字となる。西鉄は「西鉄」、福岡市地下鉄は「福岡市交」。西鉄バスなどのnimocaエリアのバス・路面電車については、事業者名が印字されない。
◎入場と入継
JR九州・博多駅から地下鉄博多駅へ乗り継いだ場合、または、地下鉄空港線・天神駅から地下鉄七隈線・天神南駅へ乗り継いだ場合、または七隈線・天神南駅から空港線・天神駅へ乗り継いだ場合、JR九州、西鉄、北九州モノレールの履歴印字は「入継」となります。
例えば、下の写真の場合は、
入場 酒殿 出場 博多
入継 地)博多 出場 福岡空港
と、印字されています
しかし、なぜか地下鉄博多駅からJR九州・博多駅に乗り継いだ場合には、なぜか入継にならず、入場と印字されてしまいます(筑肥線からの通過連絡運輸が適用されている場合であっても)。
例えば、下の写真の場合は、
入場 桜坂 出場 天神南
入継 天神 出場 地)博多
入場 博多 出場 笹原
となります。
福岡市交通局の履歴印字ですが、JR九州や西鉄のような「入継」ではなく、なぜか「入場」と印字されてしまっています。
上が福岡市交通局、下がJR九州の履歴印字です。2枚の履歴印字を比較してみるとJR九州のほうは「入継」と正しく印字されて
いるのに対し、福岡市交通局はすべて「入場」になっています。
なお、JR九州・小倉駅と北九州モノレール・小倉駅とを乗り継ぐ場合、またその逆とでは「入継」にはならず、「入場」と印字されます。
◎北九州モノレールの駅名の印字について
まず北九州モノレールで履歴印字した場合の表記です。
JR九州の駅と同名の駅(小倉、城野、北方、志井)については、JR九州の駅と区別するために、駅名の先頭に(モ)と印字されます。ただし、北方駅と志井駅については、JR九州の駅ではICカードサービス非対応。また、香春口三萩野は「香春口」、徳力公団前は「公団前」、徳力嵐山口は「嵐山口」となります。
続いて、JR九州で、履歴印字した場合の表記です。
こちらは、券売機のメーカーで印字が異なります。
まずは、高見沢製(MCV・VTQ)で履歴印字した場合の表記です。(上の写真)
こちらは、北九州モノレールで印字した場合の表記と同じで、JR九州と同じ駅名は「(モ)小倉」のように印字されます。
次に、日本信号製(MX-7)で履歴印字した場合の表記です。(上の写真)
こちらは、北九州モノレールやJR九州の高見沢製券売機とは異なり、JR九州と同じ駅名については「モ)小倉」とカッコの部分が半カッコになります。
チャージ機についても同じ印字です。
続いて、福岡市交通局で履歴印字した場合の表記です。
こちらも、JR九州の日本信号製と同じで、JR九州と同じ駅名は「モ)小倉」のように印字されます。
続いて、西鉄で履歴印字した場合は、駅名が印字されず、2015年12月現在、「他社線」と印字されます。
◎姪浜駅の履歴印字は2種類
姪浜駅の履歴印字は、「地)姪浜」と「姪浜」の2種類が確認されています。
前者、「地)姪浜」は、福岡市交通局空港線、天神・博多・福岡空港・貝塚方面への乗車や、空港線・貝塚線方面からの下車の場合と、券売機できっぷを購入したり、ICカードにチャージを行ったりした場合の印字です。自動精算機での精算もこの印字になるものと思われます
後者、「姪浜」は、JR筑肥線、筑前前原、唐津方面への乗車や、筑肥線方面からの下車の場合の印字です。
姪浜駅の改札機は福岡市交通局のものなのですが、同じ改札機で履歴印字が違うことがあるのには驚きました。
◎会社名印字
JR九州と北九州モノレールでは西鉄の駅名が、西鉄ではJR九州の駅名が、北九州モノレールでは福岡市交通局の駅名が印字されないのは最初に触れましたが、この項では、その他の会社名印字について触れていきます。
初めに、JR九州での履歴印字についてです。
2015年1月確認で、ICカードの履歴印字で、熊本市電の印字が羽犬塚駅の日本信号製券売機、吉野駅のチャージ機にてされておらず、空欄になっていることが判明しました。なお、高見沢製券売機(MCV・VTQ)では正常に印字されています。
熊本市電の履歴印字を比較してみたところ、地)博多はフォロワーさんの情報通り「西鉄等」、博多の高見沢VTQは「熊本市電」と印字、羽犬塚の日本信号製は印字されずw他の駅の日信製の印字は未確認だが、まだ熊本市電の履歴印字に非対応なのが判明。 pic.twitter.com/Ow29ldaFWG
— ドリドリっち (@jw37bwanbbe) January 9, 2015
熊本市電の履歴印字が日本信号製の券売機とチャージ機では印字されず、空欄になっていた。(羽犬塚駅の券売機と、吉野駅のチャージ機で確認。)
— ドリドリっち (@jw37bwanbbe) March 28, 2015
なお、2015年10月に、この記事にコメントをいただきましたが、筑豊電鉄の印字がされたことが確認されました。券売機のアップデートにより、現在は熊本市電についても印字されるものと思われます。
続いて、西鉄バス久留米管内のバス乗車時の印字についてです。
2016年12月13日に、西鉄から管理委託されていた路線が、西鉄バス久留米に完全移管されました。
これにより、印字が「西鉄バス」から、西鉄バス久留米のバスに乗車したことを示す、「西鉄久留」に変更となっています。50番・久留米~大牟田線のバス乗車時の履歴印字で確認しています。(※注:福岡市交通局の券売機での西鉄久留米駅関連の印字も「西鉄久留」となりますが、これとは異なります)
(西鉄バス久留米移管後の印字、JR九州の駅で印字)
(西鉄バス久留米移管前、管理委託時代、同じくJR九州の駅で印字)
続いて、福岡市交通局での履歴印字について触れます。
nimocaエリア内でのバス・路面電車利用ですが、すべて「バス等」と印字されます。
以前は「西鉄等」でしたが、2016年2月確認時点で、「バス等」に変更されました。
(印字変更後、「バス等」の印字)
(印字変更前、「西鉄等」時代のもの)
大分バス、大分交通、熊本市電、筑豊電鉄でこのように印字されるのを確認しており、JR九州バスや宮崎交通、佐賀市営バスなどに乗車時もおそらくこの印字がされると思われます。2017年3月に函館市電にnimocaが導入されましたが、こちらの印字は不明です。
なお、JR九州、西鉄では事業者名が正しく印字されます(前述のように一部券売機・チャージ機では印字されない場合あり)。
★その他
Twitterのフォロワーさんが2011年1月に履歴印字した写真によると、大分バスの会社名が印字されていなかったり、当時チャージ機のみ設置されていた大分駅が「他社線」と印字されたりした駅があったそうです。
現在は、券売機のソフト更新により、正しく印字されるようになっています。
続いて、九州外での履歴印字について。
近畿地方、京阪での履歴印字でJR九州の駅名が印字されることが、Twitterのフォロワーさんからの画像提供で判明、「JR九博多」と印字されていました。京阪は5文字まで履歴印字されるので、駅名は先頭2文字までの表示だと思われます。京阪で履歴印字をすると、ほとんどの事業者名の駅名が印字されるもようです。
※この記事を作るにあたって、Twitterのフォロワーさんやこの記事のコメントから情報提供をいただきました。厚く御礼申し上げます。
2014年12月20日記事作成、最終更新2017年3月26日