ドリドリっちの鉄道ブログ

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西鉄電車、鉄道駅バリアフリー料金制度活用で運賃値上げ実施

こちらの記事では、2023年3月27日に実施される予定となっている鉄道駅バリアフリー料金制度活用による西鉄天神大牟田線太宰府線甘木線貝塚線の運賃値上げについて記述します。


もくじ

概要

さて、最近西鉄電車の駅などに、画像のようなポスターが掲示されていることをご存じでしょうか?

「鉄道駅バリアフリー料金を運賃に加算します。」
つまり、鉄道駅バリアフリー料金の制度を導入するため、電車を利用するときの運賃が値上げとなるのです。
3月18日にはJR東日本東武、西武、小田急東京メトロなど、関東地方の鉄道事業者がこの制度を活用するため、運賃の値上げを実施。
4月1日にはJR西日本、阪急、Osaka Metro(大阪メトロ)、阪神、京阪などの近畿地方鉄道事業者が同様に運賃の値上げを行う予定です。
九州では、3月27日に西鉄が全路線を対象に同様の制度を活用するため運転の値上げを行うことが発表されています。
この記事では、西鉄で行われる鉄道駅バリアフリー料金制度についてまとめてします。

いつから?いくら値上げされる?

鉄道駅バリアフリー料金制度導入により、西鉄電車全路線では、3月27日(月)の始発から運賃が値上げとなります。
同日には、福岡市地下鉄七隈線天神南~博多間が延伸開業しますが、これに合わせたものと思われます。
値上げの対象は、乗車券と定期券。
値上げされる金額は、下記の表をご覧ください。
また、距離ごとの改定後の運賃を下記に記載しておりますので、あわせてご活用ください。

券種 値上げ幅
乗車券 10円
通勤定期券(大人、1か月) 370円
     (大人、3か月) 1050円または1060円
     (大人、6か月) 1990円または2000円

※通学定期券への加算はありません

値上げ分の運賃はどのようなことに活用される?


現在、西鉄天神大牟田線西鉄福岡(天神)駅の2番のりばと降車ホーム1線のそれぞれ1両分にホームドアが設置されていますが、バリアフリー料金制度を活用して全ホームへのホームドアの設置を完了すること、エレベーター・エスカレーター、内方線付点字ブロックの設置、駅へのバリアフリートイレの整備、さらに、既存車両に設置されているフリースペースの拡幅などに活用されることが発表されています。
誰もが利用しやすい公共交通機関となることを期待したいところです。

運賃対照表

西鉄天神大牟田線(太宰府線甘木線含む)

キロ数(km) 現行運賃(円) 改定後運賃(円)
1~3 160 170
4~6 210 220
7~9 260 270
10~13 310 320
14~17 360 370
18~21 410 420
22~26 460 470
27~31 520 530
32~36 570 580
37~41 630 640
42~46 680 690
47~51 730 740
52~56 800 810
57~61 860 870
62~66 920 930
67~71 990 1000
72~75 1040 1050

西鉄貝塚線

キロ数(km) 現行運賃(円) 改定後運賃(円)
1~3 160 170
4~6 210 220
7~9 260 270
10~11 310 320

ホームページへのリンク

詳細は、西鉄のホームページをご覧ください。
西鉄ホームページ「西鉄電車における「鉄道駅バリアフリー料金制度」の活用について」

西鉄 2022年9月21日発表 プレスリリース「「鉄道駅バリアフリー料金制度」を活用し、 駅のバリアフリー設備の整備を推進します」
https://www.nishitetsu.co.jp/ja/news/news20220921102960/main/0/link/22_055.pdf

レスポンス「西鉄バリアフリー運賃転嫁…普通運賃は10円加算 実施予定は2023年3月27日」
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