ドリドリっちの鉄道ブログ

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平成30年7月豪雨によるJR九州管内の被災状況(7月31日現在)

平成30年7月豪雨により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
平成30年7月豪雨では、九州では福岡県、佐賀県長崎県に大雨特別警報が発表、さらに合計12府県に大雨特別警報が発表され、各地に甚大な被害をもたらしました。
豪雨により各地の路線では線路・橋りょう流失、土砂流入、冠水などの被害が確認されています。この記事では、JR九州管内の線路被災状況について記述します。
なお、この記事のデータは2018年7月31日現在のものです。復旧工事の進捗により状況が変わる場合がありますので、最新の情報はJR九州ホームページをご覧ください。

筑肥線(筑前前原~唐津間)
7月6日(金)14時38分ごろ、筑肥線の浜崎~鹿家間にて上り列車・快速福岡空港行き(6両編成)が車両の前方に土砂が流入したため現地確認を行っていたところ、15時20分ごろ、最後部車両付近で大規模な土砂流入が発生。6両中2両が土砂に乗り上げ脱線した。当時、車内に乗客はおらず、乗員2人にけがなし。
また、JR筑肥線と相互乗り入れをしている福岡市地下鉄は、朝の通勤時間帯にJRの車両で運行する姪浜福岡空港間の2往復を9日、運休した。このため、通常よりもホームが混雑し、他の列車への乗り降りに時間がかかるなどしたため福岡市地下鉄は9日朝、最大10分の遅れが発生し約1万7000人に影響が出たという。
復旧工事が進み、7月11日(水)始発より運転再開。
参考ニュース記事
佐賀新聞 佐賀県に初の大雨特別警報 6日、記録的雨量 土砂崩れや列車脱線も

NHK佐賀 JR筑肥線で脱線 2人けがなし
NHK福岡 筑肥線脱線 福岡市地下鉄に影響

筑肥線(山本~伊万里間)
7月6日(金)5時55分ごろから、大雨により山本~伊万里間で順次運転を見合わせ。
大川野~肥前長野間で、大規模な土砂流入が発生する被害。
復旧工事が進み、7月12日(木)始発より運転再開。
筑豊本線(原田線桂川~原田間)
7月6日(金)6時15分ごろから、大雨により桂川~原田間で順次運転を見合わせ。
上穂波筑前山家間で、複数の築堤崩壊や切取崩壊など多数の災害が発生。復旧には期間を要する見込み。
7月11日より、同区間でバス代行輸送を実施中(1日8往復)。
8月1日からの代行輸送時刻表↓
http://www.jrkyushu.co.jp/railway/notice/haruda_table0801.pdf

肥薩線(八代~吉松間)
7月6日(金)15時00分ごろから、大雨により八代~吉松間で順次運転を見合わせ。
鎌瀬~瀬戸石間で大規模な斜面崩壊が発生し線路に土砂が流入。7月10日から、八代~人吉間でバス代行輸送を実施。
復旧工事が進み、人吉~吉松間は7月12日(木)始発より、八代~人吉間は7月19日(火)始発より運転再開。
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